ブテナロックの抗真菌作用とmoiyaの効果

ブテナロックはブテナフィン塩酸塩を有効成分にしたベンジルアミン系抗真菌薬で、アリルアミン系抗真菌薬と同様にスクアレンエポキシダーゼと呼ばれる酵素を阻害することで真菌のエルゴステロールの生合成を抑え、殺菌的に作用する薬です。主に水虫の白癬菌に効果を示すため、水虫薬として用意され、ドラッグストアなどで一般用医薬品として市販されています。ベンジルアミン系抗真菌薬は白癬菌のほか、いんきんたむし、癜風にも効果的なので、水虫以外の治療薬にも使用されます。ブテナロックは高い殺菌力を持ち、患部に長く留まる特徴から1日1回の使用で十分とされ、仕事中や帰宅後の塗り直しなどは必要ないと言われています。ブテナロックには炎症を防ぐグリチルレチン酸や清涼感のあるメントールなども含まれているので、水虫で伴うかゆみを抑えてくれます。医学的な根拠に基づく治療薬なので、しっかりと塗り続けることで水虫を完治することができます。moiyaはアメリカで市販される水虫薬で、ホタテ貝殻パウダーを使用した殺菌効果で水虫を治療します。医薬品成分は一切配合されておらず、天然成分のホタテのみとなっていることから、刺激性がなく副作用の心配がないのが特徴です。パウダー状なので、直接患部に塗るよりも、洗面器などに水を入れ、moiyaを溶かしたところに足を入れると良いようです。溶かした水に浸けることから、肌への親和性が高く、皮膚の白癬菌だけでなく爪白癬にまで効果があるとされています。moiyaの高い殺菌作用に加え、カルシウムによる肌への乾燥、角質層への薄い膜によるカバーが効くため、白癬菌の増殖が抑えられます。海外製なので入手は困難ですが、薬品による刺激や副作用がないので、好んで使用する人も多いようです。